WindowsとLinuxとのデュアルブートを構築しようとするとき,Windows側のブートローダを使用するか,Linux側のそれを使うかは悩むところですが,私はLinuxにそこまで侵食してほしくないため,前者を用いることにしました.
インターネット上で検索をすると,Linuxのブートローダ((GRUBやLILOなど))でのものは出てきますが,Windowsのブートローダでのものはあまり出てこないので,自分自身への備忘録という意味合いも込めて,本記事で記述しておきます*1.また,動作確認はWindows 7,Ubuntu 10.04およびVine Linux 5.1でおこないました.
- Windows XPとLinuxとのデュアルブートする場合
こちらのサイト(np90:「Ubuntu 7.1をインストールする - GRUBなしでWindowsとデュアルブート from CD-ROM for 初心者」,2011/02/19)をご覧ください.私はこの方法で,学校の共有コンピュータにおいて,Windows XPとUbuntu 10.04とのデュアルブートに成功しました.おそらく他のLinuxでもこの方法は利用できると思います.
- Windows Vista(またはWindows 7)とLinuxとのデュアルブートをする場合
上記の方法を用いるとこも可能だと思っていましたが,私は3,4回おこなって失敗しました*2.そこで私はEasy BCD(2011/02/19現在)を利用しました.本ソフトはVista以降で複雑になったブートローダをGUIでわかりやすく編集できるものです.次の手順でLinuxをブートローダに登録することができます.