目的
在宅勤務の中でWiMAX回線環境ながら,ハイスピードモードエリア設定で最大速度を出すためにはどのWiMAXルーターを選べばよいのかを考えます*1. ※ハイスピードプラスエリアモードエリア設定は本記事では扱いません
結論
本日(2020/05/15)現在,ハイスピードモードエリアでは下り最大558Mbps/上り最大30Mbpsの通信速度が最大. 対応しているWiMAXルーターは発売日が古い順に以下のとおり:
- Speed Wi-Fi NEXT W05(2018年1月19日発売)☞詳細スペック(2020/05/15)
- Speed Wi-Fi HOME L02(2019年1月25日発売)☞詳細スペック(2020/05/15)
- Speed Wi-Fi NEXT W06(2019年1月25日発売)☞詳細スペック(2020/05/15)
なお,WX04☞詳細スペック(2020/05/15)ではハイスピードモードエリアでの最大通信速度スペックは下り最大440Mbps/上り最大30Mbps.
現実のスペック比較(W05+クレードル VS WX04+クレードル)は後日.W05とそのクレードルはヤフオクで本日発注しましたので!
実測上は特に変化なし,ということになりました*2:
気持ちの問題なのかもしれないが,有線LAN接続*3では少し速くなったような気がする... ☞したがって,今現在(2020/05/24)ではW05を使用継続中
それぞれのWiMAXルーターのよいところ
私の考えるそれぞれのWiMAXルーターの利点(対抗機種の欠点を補うかたち)を紹介しておくと,以下のとおり:
- W05:WX04と違って負荷が高いとき(?)などでリセットすることがなく接続を確立した状態を保つ
- WX04:DHCPながらもDHCP 固定割当設定によって一部固定のIPアドレス割当ができる(NASNEやRaspberry Piで便利に使っていた),WiMAXルーターの無線LAN APをOFFできる*4
詳細
コロナの影響を受けて在宅勤務と出社勤務が混在する中,なんだかんだいちばんネックになるのがインターネット回線環境.WiMAXは速度制限のかかっていない日中*5では問題ないと思っていたものの,リモート会議で画面共有すると何も映ってないですと言われる始末.
そこで,そもそも,WiMAX回線で最大を引き出せるスペックの環境なのか? と思ったところが本記事の発端です.
ハイスピードモードエリア(いわゆるauのLTE回線なしの回線)では,上記結論の1.~3.のどれを使ってもスペック上は同一の速度となるようです. 本当はW06が最新モデルなのでそれを購入しようとしていたところ,有線接続はW06とPC間をUSB3.0 Type-Cケーブルで接続する方法しかないようなので(クレードルがない),今の家の環境の有線LAN環境(デスクトップPC,Raspberry Pi,NASNEおよびPS4)に合致しないため選択肢から外れ,L02にしてもよかったものの,有線LANが2ポートなのであればわざわざ選ぶ必要もないかと思ってW05.
ちなみに,ハイスピードモードエリアならびにハイスピードプラスエリアは以下のエリアマップより確認できます:
*1:現状,私の環境(クレードルに乗ったWX04)では画面共有ができないことが多々ある状況である.
*2:ただし,ネットワーク構成としてルーターモードのWiMAXルーター(W05またはWX04)に有線でブリッジモードのWSR-1166DHP2を繋いで,その配下に上記計測に使用したiPhone SE 2020年モデルがあるので,少し特殊な環境ではあります
*3:こちらもWiMAXルーター(W05またはWX04)に有線でブリッジモードのWSR-1166DHP2に接続した有線LAN
*4:私の環境だとWSR-1166DHP2配下にすべてのネットワーク機器が接続されるのでWiMAXルーター自体の無線LAN APには接続しないためちょうどよい機能だった
*5:速度制限がかかるのは,直近3日で通信料が10GBを超えているときのおおよそ18:00~その翌日の02:00の時間帯で,1Mbps以下となる.