Raspberry Pi 3の低電圧警告が出ない電源アダプターを選ぶ
目的
まだラズパイ3なんて使っているの? といわれそうだが,ずいぶん前から発生していたラズパイ3の電力不足表示が出ないアダプターを選定したので,その過程を記載する.

きっかけは,業務でのちょっとしたことを余っているラズパイにやらせようとして,数年ぶりに再稼働して低電圧警告を再確認.まぁこのままでもよいかと思っていたが,コンソールで何かを実行中に他の操作をするとラズパイ3がリセットする現象が不定期に発生したことによる.
| 名称 | 規格 | 製造会社 | 備考 |
|---|---|---|---|
| シングルボードコンピューター | SC0073,Raspberry Pi 3 Model B+ Rev 1.3,Cortex-A53 1.4[GHz],DDR2 SDRAM 1[GB],要求電源5[V],2.5[A] | ラズベリーパイ財団 | cat /proc/cpuinfo | grep Modelにて確認 |
| OS | Debian GNU/Linux 12 (bookworm) | Debian | cat /etc/os-releaseにて確認 |
| タッチパネルディスプレイ | SC1227,7インチ,画面解像度800x480 | ラズベリーパイ財団 | RSコンポーネンツにてRS品番:899-7466 |
| ケース | ASM-1900035-21,公式タッチパネル用ケース | DesignSpark | RSコンポーネンツにてRS品番:906-4665 |
| アクティブヒートシンク | アルミニウム・銅製,電源供給用ピンヘッダーあり | GeeekPi | Amazon.co.jpにてASIN:B07Q2RQZJJ,1079JPY |
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FX18P-050300U1,5[V],3[A]出力 | Vesonn | Amazon.co.jpにてASIN:B0875S9F66,1260JPY,USB microB出力,スイッチ付き |
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AD-K50P300,5[V],3[A]出力 | 厦门友盟电子 | 秋月電子にて販売コード:112001,1100JPY,USB microB出力 |
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GPE024L-050400-6,5[V],4[A]出力,ジャック外径 5.5mm 内径 2.1mm,センタープラス | コズムワン | Amazon.co.jpにてASIN:B0C33B6DG6,1260JPY,DCジャック出力 |
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ジャック外径5.5mm 内径2.1mm,センタープラスが適合 | オーディオファン | Amazon.co.jpにてASIN:B0CS358757,680JPY,DCジャック→USB microB変換 |
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(長いほうはデータと電源で短いほうは電源のみ) | ModMyPi | 旧ModMyPi時代に購入SKU:104268 |
想定読者
- ラズベリーパイ3で電力不足が出続けている方
結論
後述の検証方法詳細で一番よい成績の電源アダプターB(AD-K50P300,秋月電子にて販売コード:112001)が比較的,低電圧警告表示なく安定して動作する.「比較的」と表現したのは,今回の検証で100%表示されなかったわけではなかったため.
検証方法詳細
低電圧警告には,電源の出力電流だけではなく出力電圧が安定するかどうかも関連するようで,ここでは,電源アダプターを3種類(上記,表参照),接続方法を3種類の合計9パターンを検証した.
接続方法は,以下の3パターンで,検証時はラズパイ3のFirefoxにてYouTubeの同一の動画(https://www.youtube.com/watch?v=ZLJtDkB9TEM)を数分再生して低電圧警告が表示されるかどうかを3回ずつ観察した.
| 接続方法# | 詳細 |
|---|---|
| 接続方法1 | タッチパネルディスプレイ基板にUSB microB電源供給,タッチパネルディスプレイからラズパイ3へピンヘッダーで電源供給![]() ![]() |
| 接続方法2 | ラズパイ3基板にUSB microB電源供給,ラズパイ3からタッチパネルディスプレイへピンヘッダーで電源供給![]() ![]() |
| 接続方法3 | Y分岐ケーブルにてタッチパネルディスプレイの基板,ラズパイ3の基板それぞれにUSB microB電源供給![]() ![]() |
検証時のラズパイ3の画面スクリーンショットは以下のとおり.同じ構成でも低電圧警告が表示されるときと表示されないときがある.
| 電源アダプターA | 接続方法1 | 接続方法2 | 接続方法3 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | ![]() |
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| 2回目 | ![]() |
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| 3回目 | ![]() |
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| 電源アダプターB | 接続方法1 | 接続方法2 | 接続方法3 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | ![]() |
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| 2回目 | ![]() |
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| 3回目 | ![]() |
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| 電源アダプターC | 接続方法1 | 接続方法2 | 接続方法3 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | ![]() |
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| 2回目 | ![]() |
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| 3回目 | ![]() |
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その他
同じ電源容量の電源アダプターでも,電源アダプターBのようにアダプター直結かつスイッチなしのほうが損失が少ないようで安定するようである.また,電源容量としては電源アダプターCが一番大きいのだが,安定しない結果となった.DCジャックからの変換などで損失が発生している可能性があるかもしれない.
正確には,温度条件による違いがあるかもしれないが,そこは未検証である.
参考サイト
- Raspberry Piに電力不足マークを出さずに7インチタッチパネルを接続するには | 日記というほどでも(2025/12/29現在)





































